注文住宅に和室を設けるメリットは?失敗しないためのコツも解説!

       
公開日:2023/10/15   最終更新日:2023/10/18

注文住宅を建てる際に設置するか迷う方が多い和室。昔は1部屋あるのが普通でしたが、注文住宅を建てる際には和室を設けた方がよいのでしょうか?本記事では、和室を設置するメリットとデメリットを詳しく解説します。失敗しないためのコツも紹介しているので、迷っている方はぜひ参考にしてください。

注文住宅に和室を設けるメリットとは

まず注文住宅に和室を設置するメリットを紹介します。和室を設置することのメリットには、お部屋の使い道が広いことや来客があった際に対応しやすいこと、リラックス効果が得られることなどがあります。

現代では和室がないお家も増えてきましたが、和室には和室にかないよさがあるため、悩んでいるのであれば1部屋設置してみてもよいかもしれません。下記からは、それぞれのメリットについて詳しく解説します。

使い方の幅が広い

和室は使い道が狭いと勘違いしている方が多いですが、子ども部屋や寝室、来客用の部屋など使い道は幅広いです。使おうと思えばいくらでも使い道があり、お部屋が無駄になることはないため迷っているのであれば思い切って導入してみてもよいかもしれません。

来客に対応しやすい

和室には、来客に対応しやすいというメリットも存在しています。フローリングのお部屋しかない場合、急に遠くから家族が訪ねてきても余分なベッドがない限り泊めてあげることができませんが、和室があれば押し入れに布団を一式仕舞っておくだけで急な来客も自宅に泊めることができます。

リラックス効果が得られる

和室には、化学的にイグサの香りからリラックス効果が得られるとわかっています。そのため、子どもにのびのびと遊ばせるスペースが欲しい、自宅に落ち着ける場所を作りたいと考えている場合は、和室を設けるとよいかもしれません。

注文住宅に和室を設けるデメリットとは

次に和室を設置するデメリットを紹介します。和室を設置することのデメリットには、傷みやすく定期的にメンテナンスをする必要があること、重い家具を置きにくいこと、ダニやカビが発生しやすいことなどが挙げられます。

傷みやすく手入れをする必要が出てくる

1つ目のデメリットは、傷みやすく手入れをする必要が出てくることです。畳には調湿効果がありますが、湿度に弱いため湿度が高い状態などが長期的に続いてしまうとダニやカビが発生してしまいます。

和室を完全に使っていなかったとしても、導入した後はこまめな換気や定期的に畳を干すなどのメンテナンスの手間がかかってくるので注意しましょう。

重い家具を置きにくい

2つ目のデメリットは、重い家具を置きにくいことです。畳はフローリングとは違い重い物を置いてしまうと簡単にへこんでしまうため、フローリングよりも重い家具を置きにくいといわれています。畳は一度へこんでしまうと治らないため、へこみなどが気になる方は要注意です。

ダニやカビが発生しやすい

畳にはダニやカビが発生しやすいというデメリットも存在しています。和室を使わなかったとしても定期的にお手入れをしないと、気が付いた時にはカビが生えている可能性があるので注意が必要です。お手入れをする余裕がない場合は、和室を選ばないほうがよいかもしれません。

失敗しないためのコツを解説!

最後に和室を設置するか迷っているという方のために、失敗しないためのコツを紹介します。設置した後で後悔しないためには、用途ごとに広さを考えることや収納をしっかりと用意することなどを意識する必要があります。

一度和室を設置してしまうと、大規模なリフォーム工事などを行わないとフローリングに戻すことができません。和室にするかフローリングにするかは慎重に決めるようにしましょう。

家全体の雰囲気と合わせる

和室と聞くと古臭い印象を抱く方の方が多いかと思いますが、最近では壁や畳の色を調整することで、和室であっても家全体の雰囲気と合わせることができます。

和室だけ古臭い雰囲気にしてしまうと、家の雰囲気と合わなくなってしまうため、和室を設ける際は和モダンなテイストにするなど自宅の雰囲気と合わせるようにしましょう。

用途ごとに広さを考える

設置する際は、必ず用途ごとに広さを考えて何畳のスペースにするのか決めましょう。無駄に広くしてしまうと、相対的にほかのお部屋のスペースが狭くなってしまい、狭くしすぎると狭すぎて何にも使えないという事態になりかねません。

子ども用の遊ぶためのスペースなら3畳程度、来客用のお部屋なら4~6畳を目安に何畳のスペースにするのか検討してください。

収納をしっかりと用意する

和室は重い物を置くと畳がへこんでしまう性質上、収納はたっぷりと用意しておくことがおすすめです。フローリングのお部屋のように家具を配置すると、模様替えの際に劣化が見えて後悔することになる可能性があるので注意しましょう。

高機能な畳を採用する

最近では抗菌加工やアルコール消毒に対応した高性能な畳が増えてきています。私生活が忙しく自宅の手入れをする暇があまりないのであれば、畳を導入する際は高機能な畳を選んでメンテナンスコストを下げることがおすすめです。

まとめ

本記事では、注文住宅を建てる際に和室を設置した方がよいのか、メリット・デメリットについて詳しく紹介しました。いかがだったでしょうか?和室を設置するメリットには、使い方の幅が広いことやリラックス効果が得られることなどがあり、反対にデメリットには、傷みやすく定期的に手入れをする必要があることなどがあります。

メリットだけでなくデメリットも存在するため、設置する際は家族の中に和室を利用する人がいるかをよく考えてから設置を決めるようにしましょう。本記事が自宅に和室を設けるか迷っている際に、役に立てば幸いです。

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